SONY ST-J55

SONY ST-J55 をゲット!

2008年6月18日、私のチューナーページのファンから SONY ST-J55 を寄贈いただきました。

さっそく、状態&動作チェックしてみました。



ブロック図



カバーを開けてみました

  1. 作りは SONY ST-J60 より良いです。 基板の部品は綺麗に整然と並んでいます。 写真をクリックすると拡大写真を表示できます。

  2. 電源部はシッカリした贅沢な構成です。

  3. FM フロントエンド部は ALPS 製で4連バリキャップ方式で、ST-J60 より少しグレードが下がります。 同調回路はトラッキング調整できる構成です。 コイルはエナメル線を巻いたプアなものです。 トリマーコンデンサには高級そうなものが使われています。 [同調]→[Dual Gate FET]→[ダブル同調]→[FET Mixer]←[OSC 同調] の構成です。 全体がシールドケースに入っています。

  4. FM IF 部はユニフェーズ CF を3個使用しています。 [UP-CF]→[IF amp.]→[UP-CF]→[UP-CF]→[LA1231] の構成です。 IF amp. はトランジスタを使ったディスクリート回路です。

  5. FM 検波部は SANYO LA1231 によるクォードラチュア検波です。 検波用 IFT は大型なので良い性能が期待できます。

  6. FM MPX 部は東光 KB4437 を使った PLL MPX です。 パイロット信号キャンセラーが組み込まれています。 Pioneer PA1001A は KB4437 のコンパチです。

  7. AM 部は SANYO LA1240 を使っています。 2連バリキャップ方式でトラッキング調整できる構成です。 フロントエンド、IF 部共、一般のチューナーより遥かにしっかりした構成です。

  8. ST-J60 と比べて合理化(コストダウン)されていますが、構成はほぼ同じなので性能は同等でしょう。

  9. 使用 IC のロット番号より、この ST-J60 は1979年製と判明しました。 電源ケーブルの製造マーキングも1979年でした。



リペア

  1. 全体をかなりクリーニングしましたが、取れない汚れやサビ、キズが残りました。 これ以上はどうしようもないです。 諦めました。

  2. [POWER] ボタンで接触不良を感じたので、ZIPPO オイルで接点クリーニングしました。

  3. 次項の「調整」で性能と音質を良い状態に回復できました。



調整

写真の FM/AM 標準信号発生器 Panasonic VP-8175A (以下 SSG)、 FM Stereo 信号発生器 MEGURO MSG-2170、 周波数カウンタ ADVANTEST TR5822 を使って調整します。 10年も経つとコイルやトリマはズレます。

  

  1. 半固定抵抗器について

  2. FM FRONT END の調整

  3. FM クォードラチュア検波の調整

  4. FM MPX の調整

  5. FM その他の調整

  6. AM FRONT END の調整

  7. AM IF の調整

  8. 再調整結果



使ってみました



レベルメータ



仕様