SONY ST-J75

SONY ST-J75 をゲット!

2006年12月10日、PLL シンセサイザー FM/AM チューナーの SONY ST-J75 の動作品を税込1,400円で入手しました。

実はこのチューナーは以前所有していたことがありました。 アキバの石丸電気で49,800円で買った記憶があります。 その時はチューナー全盛(オーディオ全盛でもあった。)の頃だったです。 現在のチューナー不作の時代になって、改めてその高性能を再実感しました。



程度&動作チェック

  1. 外観

  2. 電源 ON してチェック



ST-J75 について

  1. 1980年発売 定価(税抜)67,000円

  2. ダイレクトコンパレータ搭載

  3. その他の主な特長


  4. ブロックダイヤグラム





カバーを開けてみました

  1. なかなか、しっかりとした作りです。 写真をクリックすると拡大写真を表示できます。

  2. FM フロントエンド

  3. FM IF 部

  4. FM 検波部

  5. FM MPX 部

  6. AM 受信部



クリーニング



調整

写真の FM/AM 標準信号発生器 Panasonic VP-8175A (以下 SSG)、 FM Stereo 信号発生器 MEGURO MSG-2170、 周波数カウンタ ADVANTEST TR5822 を使って調整します。 10年も経つとコイルやトリマはズレます。

  

  1. FM 受信部の調整

    手順 SSG出力 ST-J75 の設定 調整箇所 TP 及び調整値 備考
    1 - FM/AM : FM
    MODE : AUTO
    MUTING : OFF
    CAL TONE : OFF
    - -  
    2 83MHz
    90dB
    無変調
    83MHz 受信 IFT101 R122 両端電圧 = 0±10mV 同調点調整
    3 - 76MHz 受信 フロントエンド
    OSC コア
    フロントエンド
    VT 電圧 = 3.0±0.2V
    OSC トラッキング調整
    4 - 90MHz 受信 フロントエンド
    OSC トリマ
    フロントエンド
    VT 電圧 = 19.0±0.2V
    5 手順3〜4を数回繰り返す
    6 78MHz
    40dB
    無変調
    78MHz 受信 フロントエンド
    [RF コイル]×4
    RT101-1pin 電圧 = 最大 RF トラッキング調整
    7 88MHz
    40dB
    無変調
    88MHz 受信 フロントエンド
    [RF トリマ]×4
    8 手順6〜7を数回繰り返す
    9 83MHz
    40dB
    無変調
    83MHz 受信 フロントエンド
    IFT
    RT101-1pin 電圧 = 最大 IF 調整
    10 83MHz
    90dB
    mono 1kHz
    IFT02 赤コア オーディオ出力 = 高調波歪最小 レシオ検波調整
    11 IFT02 黒コア TP NULL 電圧 = 0±10mV
    12 手順10〜11を数回繰り返す
    13 83MHz
    90dB
    stereo 1kHz L+R
    83MHz 受信 RT203 下の [VCO 調整手順] を参照 VCO 調整
    14 フロントエンド
    IFT
    オーディオ出力 = 高調波歪最小 stereo IF 歪補正
    15 RT202 オーディオ出力 = 19kHz 成分最小 Pilot 信号キャンセラ調整
    16 83MHz
    90dB
    stereo 1kHz R/L
    RT204 L/R ch. オーディオ出力 = 最小 セパレーション調整
    17 83MHz
    90dB
    mono 1kHz
    RT205 L.ch オーディオ出力 = 0.775V オーディオ出力調整
    18 RT206 R.ch オーディオ出力 = 0.775V
    19 83MHz
    20dB
    mono 1kHz
    83MHz 受信
    MUTING : LOW
    RT101 MUTING = ON/OFF 閾 ミューティングレベル調整
    20 83MHz
    50dB
    mono 1kHz
    RT102 S メータ = ちょうどフル S メータレベル調整
    21 83MHz
    90dB
    mono 400Hz
    - オーディオ出力 = レベル測定 CAL TONE 調整
    20 83MHz 受信
    CAL TONE : ON
    RT201 オーディオ出力 = 手順21の -6dB

  2. AM 受信部の調整

    手順 SSG出力 ST-J75 の設定 調整箇所 TP 及び調整値 備考
    1 - FM/AM : AM
    MUTING : OFF
    CAL TONE : OFF
    - -  
    2 - 522kHz 受信 T301 TP AM CV 電圧 = 1.5V OSC トラッキング調整
    3 - 1602kHz 受信 CT302 TP AM CV 電圧 = 22.0V
    4 手順2〜3を数回繰り返す
    5 603kHz
    30dB
    無変調
    603kHz 受信 バーアンテナ
    調整コア
    RT702-1pin 電圧 = 最大 RF トラッキング調整
    6 1404kHz
    30dB
    無変調
    1404kHz 受信 CT301
    7 手順5〜6を数回繰り返す
    8 999kHz
    30dB
    無変調
    999kHz 受信 IFT301
    IFT302
    IFT303
    RT702-1pin 電圧 = 最大 IF 調整
    9 999kHz
    50dB
    無変調
    RT702 S メータ = ちょうどフル S メータレベル調整
    10 999kHz
    30dB
    無変調
    999kHz 受信
    MUTING : LOW
    RT701 オーディオ出力 = ON/OFF 閾 ミューティングレベル調整

  3. 調整結果



使ってみました

  1. 素晴らしいデザイン

  2. 感度と音質



レベルメータ



局名表示パネルを自作しました

  1. ST-J75 のプリセットボタンを押すと、それに対応した局名表示パネルが点灯して、写真のように放送局名を表示します。



  2. 時代は進み FM 放送局が増えたのですが、それに合う局名表示パネルは用意されていませんでした。

  3. 局名表示パネルの変更が容易になるよう、画像編集ソフトで元画像を作成して作りました。

    1. 元画像を Adobe PhotoDeluxe 4.0 で作成します。 白抜き文字は「Arial Bold 10 point」にしました。



      作成した画像ファイルは st-j75-label01.pdd です。

    2. 印刷します。 黒の部分が真っ黒になるようプリンタの設定が重要です。

      • レーザープリンタで印刷しましたが、黒を黒らしく印刷するにはインクジェットプリンタのほうが良いと思います。

      • レーザープリンタでは黒が真っ黒になり切れないです。(ディザになる。)

      • 印刷する紙は PPC 用紙だと厚過ぎて LED 光がかなり弱くなります。

      • [コクヨ T149N] という薄口トレーシングペーパー (50枚で税込283円) がちょうど良い透過度です。

        • 薄口紙ですから加工も簡単です。

        • レーザープリンタには、この紙は薄過ぎるので印刷中に紙がジャムります。

        • 通常の PPC 用紙にマスキングテープ等で貼り付けて印刷すると、うまくいきます。

    3. 印刷された紙を慎重にハサミで切り取り、これを局名表示パネルホルダーに入れます。

      • 印刷したままの局名順番でホルダーにセットするので、局間の余白は切り取らずに残しました。



    4. 局名表示パネルホルダーを ST-J75 にセットすると、写真のように完成です。



仕様など

  1. ドキュメント

  2. レビュー記事

  3. 仕様