YAMAHA T-4

YAMAHA T-4 をゲット!

2009年6月18日、 YAMAHA T-4 のジャンク品を 200円 で 入手しました。

ジャンクの理由は以下です。



程度&動作チェック

  1. 外観

  2. 入手した状態のまま電源 ON してチェックしました



カバーを開けてみました

  1. 基板の作りは良く、部品が綺麗に整然と並んでいます。 写真をクリックすると拡大写真を表示できます。 この写真はリペア後です。 底板を黒く塗装してあります。

  2. IC を使用して合理化が図られています。


  3. FM フロントエンド

  4. FM IF 部

  5. 検波部

  6. MPX 部

  7. AM 部

  8. 使用 IC のロット番号より、この T-4 は1978年製と判明しました。



修理&クリーニング



調整

写真の FM/AM 標準信号発生器 Panasonic VP-8175A (以下 SSG)、 FM Stereo 信号発生器 MEGURO MSG-2170、 周波数カウンタ ADVANTEST TR5822 を使って調整します。 10年も経つとコイルやトリマはズレます。

  

  1. FM 受信部の調整

    手順 SSG周波数 SSG出力 T-4 の設定 調整箇所 TP 及び調整値 備考
    1 - - FUNCTION : FM
    REC CAL : OFF
    BLEND : OFF
    MUTE/OTS : OFF
    RX MODE : AUTO DX
    - -  
    2 76MHz 30dB
    変調 : なし
    76MHz 受信 同調指針の
    位置を調節
    IC202 の 1pin 手前の
    330Ωのフロント側波形 = 最大
    シンクロスコープで観測
    3 90MHz 30dB
    変調 : なし
    90MHz 受信 OSC トリマ IC202 の 1pin 手前の
    330Ωのフロント側波形 = 最大
    シンクロスコープで観測
    4 - - - - 手順2と3を数回繰り返す OSC トラッキング調整
    5 83MHz 30dB
    変調 : なし
    83MHz 受信 バリコン上の
    RF トリマ×3
    IC202 の 1pin 手前の
    330Ωのフロント側波形 = 最大
    シンクロスコープで観測
    6 83MHz 90dB
    変調 : なし
    83MHz 受信 T202 T メータ = センター(ゼロ) FM 同調点調整
    7 83MHz 90dB
    変調 : MONO 1kHz
    83MHz 受信 TC201 オーディオ出力 = 高調波歪率最小 MONO 歪率調整

  2. MPX 部の調整

    手順 SSG周波数 SSG出力 T-4 の設定 調整箇所 TP 及び調整値 備考
    1 - - FUNCTION : FM
    REC CAL : OFF
    BLEND : OFF
    MUTE/OTS : ON
    RX MODE : AUTO DX
    - -  
    2 83MHz 90dB
    Pilot 信号 : OFF
    変調 : OFF
    83MHz 受信 VR-VCO VR-VCO 左15kΩの
    リア側周波数 = 76kHz±200Hz
    VCO フリーラン周波数
    周波数カウンタで測定
    3 83MHz 90dB
    Pilot 信号 : ON
    変調 : OFF
    83MHz 受信 VR-PCL
    T204
    オーディオ出力電圧 = 19kHz 成分最小 パイロットキャンセル調整
    4 83MHz 90dB
    Pilot 信号 : ON
    変調 : STEREO 1kHz
    83MHz 受信 VR201
    T201
    オーディオ出力 = 高調波歪率最小 STEREO 歪率調整
    5 83MHz 90dB
    Pilot 信号 : ON
    変調 : R ch. only 1kHz
    83MHz 受信 VR-SEPARATION(L) L ch. オーディオ出力電圧 = 最小 WIDE セパレーション調整 (L←R)
    6 83MHz 90dB
    Pilot 信号 : ON
    変調 : L ch. only 1kHz
    83MHz 受信 VR-SEPARATION(R) R ch. オーディオ出力電圧 = 最小 WIDE セパレーション調整 (R←L)

  3. AM 受信部の調整

    手順 SSG周波数 SSG出力 T-4 の設定 調整箇所 TP 及び調整値 備考
    1 - - FUNCTION : AM
    REC CAL : OFF
    RX MODE : LOCAL
    - -  
    2 600kHz 60dB 600kHz 受信 T206 SQ メータ = 最大  
    3 1400kHz 60dB 1400kHz 受信 バリコン上の OSC トリマ SQ メータ = 最大  
    4 - - - - 手順2と3を数回繰り返す OSC トラッキング調整
    5 600kHz 40dB 600kHz 受信 T205 SQ メータ = 最大  
    6 1400kHz 40dB 1400kHz 受信 バリコン上の RF トリマ SQ メータ = 最大  
    7 - - - - 手順5と6を数回繰り返す RF トラッキング調整

  4. 調整結果

    1. 全体にかなり調整ズレしていました。

    2. 再調整で感度・音質とも見違えるほど大きく向上しました。 やまり YAMAHA チューナーは調整ズレしやすいようです。

    3. FM ステレオセパレーションなどは以下となりました。 良好な数値です。

      項目 IF BAND L R 単位
      ステレオセパレーション LOCAL 61 61 dB
      ステレオセパレーション DX 45 50 dB
      パイロット信号キャリアリーク - -71 -76 dB
      オーディオ出力レベル偏差 (MONO) LOCAL 0 +0.07 dB
      REC LEVEL CHECK 信号 - -5.5
      339.8Hz
      -5.5
      339.8Hz
      dB



使ってみました

  1. YAMAHA のデザインはなかなか良いです。

  2. 機能関連

  3. FM は YAMAHA 独特の細身の音

  4. AM は十分な感度とそれなりに音も良いです。 [RX MODE] を LOCAL にすると結構良い音です。



仕様&その他