バーアンテナについて

バーアンテナについて

中波放送を聴ける携帯ラジオには写真のようなバーアンテナが内蔵されています。 中波放送では電波の波長がとっても長いのでロッドアンテナにすると、とても巨大なアンテナになってしまいます。

それで、このようなコンパクトにできるバーアンテナが用いられるのです。 構造はフェライトコアにリッツ線(撚線)を巻いたものです。

バーアンテナは長くて太いほうが電波を拾いやすくなります。 一般的に感度が良いと評価される携帯ラジオのバーアンテナは長いことが多いです。

バーアンテナには指向性があります。

電波を一番吸い込みやすい角度は、バー(コイル)に対して直角の方向です。 携帯ラジオで中波放送を聴く場合、図のように放送局の方向に、バーアンテナを直角にすると最大感度が得られます。



携帯ラジオのバーアンテナの長さ

携帯ラジオのバーアンテナの長さは仕様に載っていないことが多いです。 電網検索にて携帯ラジオのバーアンテナの長さを調べてみた結果を以下の表に掲示します。 自分で測定したものもありますが、大体は電網情報なので、もしかしたら間違いがあるかもしれません。

バーアンテナが長い機種ほど高感度であることが期待できます。

長さ(mm)
メーカ
型 式
200
Panasonic
RF-1150, RF-2200
180
SONY
ICF-EX5
180
Panasonic
RF-1150, RF-2200, RF-U80, RF-U700
160
SONY
ICF-5800, ICF-5900
140
SONY
ICR-SW700, ICF-M500
140
Panasonic
RF-U70, RF-U99
120
SONY
ICF-800, ICF-810, ICF-M770V, ICR-S71
120
Victor
RA-H5, RA-H7, RA-H55, RA-H77
100
SONY
ICF-B100, ICF-M260, ICF-SW11, ICR-N20, SRF-A300
100
Panasonic
RF-2400, RF-U150, RF-U170
80
Panasonic
RF-U5
80
aiwa
CSD-EL200
65
Panasonic
R-P130
65
aiwa
CR-AS10
50
SONY
ICR-EX25, SRF-M911, SRF-T610V
30
SONY
SRF-M95
30
aiwa
CA60, CR-LA55