KENWOOD D-3300T

KENWOOD D-3300T をゲット!

KENWOOD D-3300T という定価14万円の高級 FM 専用チューナーの完全動作不良ジャンク品を寄贈いただきました。 KENWOOD の高級ランクは他社でいうと超高級ランクに相当します。 私のコレクションで一番高価なチューナーです

KENWOOD KT-1100D とほぼ同じ顔をしていますが、中身は別物です。

ぜひ手掛けてみたかった念願のチューナーです・・・さて、直るかな???



ブロックダイヤグラム



カバーを開けてみました

  1. 基板の作りは良く、部品が綺麗に整然と並んでいます。 特に目立つのは 銅ケースでシールドされたフロントエンド銅製の放熱器 です。 超高級機ですから、こうした趣向は必要です。 写真をクリックすると拡大写真を表示できます。

  2. FM フロントエンド部はオール FET で5連バリキャップ方式です。 同調回路はトラッキング調整できる構成です。

  3. IF 部はユニフェーズ CF フィルター4個使用しています。

  4. DLLD (Direct Linear Loop Detector) と DCC (Distortion Collecting Circuit) を組合わせて構成しています。

  5. FM 検波部は PLL 検波です。

  6. 同調点検出は LA1231N を使ったクォードラチュア検波です。 この IC でシグナル強度検出も行っています。 なお、このクォードラチュア検波出力はオーディオ的には使用されません。 あくまでも各種検出用途です。

  7. MPX 部は DPD (Direct Pure Decoder) となっています。

  8. 以下の IC を使用して合理化が図られています。


  9. 使用 IC のロット番号より、この D-3300T は1986年製と判明しました。 電源ケーブルのマーキングも1986年となっています。



修理&クリーニング



調整

写真の FM stereo / AM 標準信号発生器 Panasonic VP-8175A (以下 SSG)を使って調整します。

  1. 同調点の調整

  2. フロントエンドの調整

  3. PLL 検波部の調整

  4. MPX 部の調整

  5. DLLD & DCC 部の調整

  6. SIGNAL メータの調整

  7. MODULATION メータの調整

  8. 再調整結果



使ってみました



レベルメータ



考察



仕様&その他