●CCD スーパーハニカム V HR
●有効画素数903万画素（CCD-RAW では1,800万画素）
●最高 ISO1600 の高感度
●光学10.7倍ズーム（35mm フィルム換算で 28〜300mm / F2.8〜F4.9）
●LCD 2.0インチ 23.5万画素
●EVF 0.44インチ 23.5万画素

• 2007年3月9日、 カメラのきむら東越谷店 からデジカメ特売のハガキが来ていました。 なっなっんと！前から欲しかった売価8万円くらいだった Fujifilm FinePix S9000 が39,800円！しかもハガキのクーポン券を持って行くと-1,000円引きで38,800円になるそうな。 S9000 は Fujifilm のネオ一眼レフデジカメのフラッグシップ機です。
  
  
• 2007年3月10日、早速、カメラのきむら東越谷店へ行きました。 確かに S9000 はあったのですが、最後の一品で展示品になるとのこと。 展示品じゃなぁ〜。 隣に並んでいた Fujifilm FinePix S9100 は49,800円でした。 S9000 の後継機で新品があるとのこと。 とりあえず再検討することにして帰りました。
  
  
• 自宅に帰って、S9100 と S9000 を比較してみました。 当然ですが、 S9100 も Fujifilm のネオ一眼のフラッグシップ機 です。 LCD 1.8インチ → 2.0インチにアップ、オートフォーカシング速度1.8倍高速化・・・この程度の差です。 私は EVF があれば LCD は全く使わないので、このマイナーチェンジはあまり意味がありません。 でも、オートフォーカシング速度は速いほうがイイなぁ〜。
  
  
• S9100 の 49,800円の値段も結構安いです。 クーポン券は「3万円以上の購入で-1,000円」「5万円以上の購入で-2,000円」となっています。 ハタッと思いつきました。 何か200円のものと一緒に買えば-2,000円になるので、S9100 は実質47,800円で買えるはず。 この差、9,000円か・・・じゃ、S9100 を買おう！
  
  
• 2007年3月11日、S9100 を買いました。 同時に乾燥剤278円も同時に買って5万円以上をクリアしました・・・思った通り-2,000円引きになりました。 しかも端数の78円はオマケしてくれました。 高い買い物をする時は、持っている知恵を最大限に使いましょう。
  　　49,800 + 278 - 2,000 - 278 - 78 = 47,722円
  実質、47,772円で買えました！！！
  
  
• 全然知らなかったのですが、カメラのきむらでデジカメを買うと 3年保証 が付くようです。 これはイイですね！・・・安心して S9100 を使うことができます。 3年保証が付いて税込47,722円とは、結構イイ買い物ではないかと・・・
  
  

• 大きさは一眼レフデジカメサイズです。 レンズ鏡筒の太さも一眼レフの交換レンズと同じくらいです。 ですから、周囲からは一眼レフデジカメに見えると思います。 ところが、電池を入れても760g と割と軽いです。 首からブラさげても疲れません。
  
  
• 私はこれくらいの大きさと重さがないと、カメラを使っているという感覚になれないです。 コンパクトサイズではどうしてもカメラに使われている感覚になります。
  
  
• グリップ部は電池収納を兼ねています。 そして、とても握りやすくカメラをしっかりホールドできます。
  
  
• 単３アルカリ電池または Ni-MH 充電池を４本使います。 特殊な電池ではないので、どこででも安く調達できます。 とっさの緊急時にもコンビニや100円ショップへ行けば単３アルカリ電池は買えます。
  
  
• レンズは見るからに良さそうです。 「フジノン光学式10.7倍ズームレンズ」です。 35mm換算で 28〜300mm / F2.8〜F4.9 と、これだけで全てのシーンがＯＫです。
  
  
  • 10群13枚・多群移動方式ズームレンズ
  • ハイブリッド非球面レンズ1枚、ガラスモールド非球面レンズ2枚
  • 1cmまで寄れるマクロ性能
  • フレーミングを瞬時に決めることができる手動ズーム
  • フォーカスリングによるマニュアルフォーカスが可能
  
  
• 私は超広角 28mm の画角があるのが、とっても嬉しいです。 28mm を搭載しているデジカメはほとんどありません・・・高級機しかありません。 デジカメでは CCD がフィルムに比べてかなり小さいので、超広角レンズを作るにはかなりのコストがかかるのです。
  
  
• 私は一眼レフカメラでも良いズームレンズを１本を常時搭載して使うタイプです。 レンズ交換はしないです。 よって、S9100 はレンズ交換できませんが、このような素晴らしいレンズが付いているので何の問題もありません。 レンズ交換できない逆のメリットとして、CCD にゴミが付着する心配は皆無です。
  
  
• 世の中、電動ズームのデジカメばかりですが、S9100 のレンズは手動ズームです。 手動のほうが好み画角に速攻で合わせられます。 ズーム機能は遠くのものを大きく写す機能ではなくて、画角を調整する機能です。 この辺りを誤解している人が多いと思います。
  
  
• 手動ズームであることからレンズの沈胴や立ち上がり動作はありません。 電源 ON 時の立ち上がりは1秒以内です。 速攻で撮影に入れます。
  
  
• ズームリングには 35mm フィルム換算値の 28〜300mm で表示されています。 私は 35mm カメラになれてしまっているので、この表示のほうがありがたいです。 直感的に画角を判断できますから。
  
  
• ファインダーは EVF です。 EVF を悪く言う方もおられますが、私は好みです・・・それは、撮影する瞬間の色目が判るからです。 EVF ですから表示には時間ズレが生じますが、そこは両目を開けて EVF と実物体を両方眺めれば、高速移動物体の撮影もＯＫです。 ファインダーだけで撮影しようとするのがおかしいのです。 撮影はマシンだけに頼ってはいけないです・・・そうです、フォース（感性）を使うのです。
  
  
• EVF を眺めながらモードダイヤルを操作しても、このようなモードダイヤル図が一瞬表示されます。 これ、すごく便利です。 良く考えられた補助表示です。
  
  
• EVF は LCD と同じ解像度の23.5万画素（視野率 約100%）の0.44型低温ポリシリコン TFT カラー液晶ファインダーです。 視度調節機構付きです。 割と細かく見れます・・・良い EVF です。 私はこの解像度があるので、LCD を使うことはないです。 ファインダーのレンズにもちゃんとマルチコーティングされているのは、なかなか立派。
  
  
• デジカメの心臓部の CCD は、「903万画素 1/1.6型 スーパーハニカム V HR 原色フィルター」です。 ハニカム CCD は、通常の CCD の四方配列ではなく斜め配列のため、解像度やノイズの出方がかなり違います。 解像度もノイズもソフト的に出ます。 でも、よく見ると素晴らしい解像度であることが判ります。 パソコンで眺めた時はそれほどでもない解像度の画像がプリントしてみると素晴らしい解像度に驚くことがあります。 たぶん、パソコンのモニタは四方配列で表示されるので、ハニカム配列画像を表示し切れないのだと思います。
  
  
• スーパーハニカム V HR CCD の高感度のおかげで、ISO 感度を [ AUTO / 80 / 100 / 200 / 400 / 800 / 1600 ] に設定できます。 実際に使ってみて画像ノイズ状態を眺めてみると、 ISO400 でも実用になります。 ISO200 での使用は楽勝です。 ISO1600 でも撮影解像度を落とせば実用になります。 感度が高いので室内シーンや夕方シーンの撮影が手持ちで可能となります・・・ありがたいです。 逆に ISO80 も使えるので明る過ぎるシーンもこなすことができます。
  
  
• シャッタースピードは 30秒〜1/4000秒（メカニカルシャッター併用）で低速シャッターに対応しています。 30秒までのバルブ撮影も可能です。
  
  
• 高級機にしかないシャッターレリーズがあります。 バルブ撮影などで有効に使えます。
  
  
• 露出制御は、「プログラム AE / シャッター優先 AE / 絞り優先 AE / マニュアル露出」が選択できます。
  
  
• フラッシュを内蔵しており、発光モードは「オート / 赤目軽減 / 強制発光 / 発光禁止 / スローシンクロ / 赤目軽減+スローシンクロ」が選択できます。
  
  
• フラッシュに関しては、ホットシューはもちろんのこと、ストロボシンクロ端子があります。 高級機の証です。
  
  
• 暗い場所では自動的にAF補助光（緑色の光です。）が発光され、ピントを的確に捕らえることができます。
  
  
• 記録メディアとして、xD ピクチャーカードのほかに CF やマイクロドライブが使えます。 CF スロットがある辺りは高級機の証です。 ところで、私はなんと！ 2GB SD カードで使っています。 後述しますがウラ技です。
  
  

• 同じ位置から撮影してみました。 ズーム操作して、左は 28mm、右は300mm です。 左は超広角らしく広々と写っているに対し、右はいかにも望遠という画角になっています。 物凄い差です。
  
  　
  
  

• 実際に撮影してみてチェックしました。 全てフルオート撮影です。 各画像をクリックすると無修正の原画像が表示できます。 （原画像は5MB 近くなのでご注意）
  
  

  [NO.1] 桜に鶯 プログラムAE, 分割測光 画質モード：ファイン f=300mm 1/280秒 F7.1 0.00EV ISO80 2007/03/21 13:47 [NO.3] 香取神社 その１ プログラムAE, 分割測光 画質モード：ファイン f=28mm 1/280秒 F4.0 0.00EV ISO80 2007/03/21 11:57 [NO.5] 朝鮮飯店 プログラムAE, 分割測光 画質モード：ファイン f=147mm 1/420秒 F4.0 0.00EV ISO80 2007/03/21 13:00 [NO.7] チューリップフェスタ その１ プログラムAE, 分割測光 画質モード：ファイン f=130mm 1/350秒 F6.4 0.00EV ISO80 2007/04/01 13:00

  [NO.2] 越谷梅林公園 プログラムAE, 分割測光 画質モード：ファイン f=113mm 1/400秒 F5.6 0.00EV ISO80 2007/03/18 13:17 [NO.4] 香取神社 その２ プログラムAE, 分割測光 画質モード：ファイン f=28mm 1/420秒 F4.5 0.00EV ISO80 2007/03/21 11:59 [NO.6] ペコペコステーキ プログラムAE, 分割測光 画質モード：ファイン f=28mm 1/250秒 F4.0 0.00EV ISO80 2007/03/21 13:04 [NO.8] チューリップフェスタ その２ プログラムAE, 分割測光 画質モード：ファイン f=58mm 1/320秒 F5.6 0.00EV ISO80 2007/04/01 13:03

  
  
• [NO.1] は桜の花の蜜をお食事に来た鶯です。 「梅に鶯」ならぬ「桜に鶯」です。 小鳥は難しいです。 近づくと逃げるし、300mm ではこれくらい近づくのが限界です。
  
  
• [NO.2] は望遠マクロ撮影です。 梅の花は盛りをとっくに過ぎて、マトモな花を探すのに苦労しました。 この花はかなり上のほうにあったので、望遠マクロで写しました。 望遠マクロがあると撮影守備範囲がぐっと広がります。
  
  
• [NO.3] は28mm の画角を試す目的で撮影しました。 越谷にある香取神社はとても小さいです。 参道もほんの少しの長さしかありません。 でも、28mm の超広角で撮影すると、参道も長く堂々とした神社に写りました。 ほんの少し後ずさりしただけなんですが・・・撮影のマジックです。 今度、我が家も 28mm で撮影してみようっと・・・小さい家が大邸宅のように写るかもしれない。
  
  
• [NO.4] も28mm の画角で撮影しています。 同じ香取神社ですが、都会的に写っています。 28mm は遠くの物体をより遠くに写し込みます。 全体的に超広角らしく、円状の良い歪が出ている辺りはさすが28mm です。 28mm ってイイですね。
  
  
• [NO.5] [NO.6] [NO.7] [NO.8] はお気軽スナップです。
  
  
• さすがフラッグシップ機ですね・・・ FinePix S5000 と写りが大違いです。
  
  

• ハクバ WPC ワイド MC UV 58mm フィルター \2,352 (定価4,725円)
  
  
  • 2007年3月15日、 ヨドバシカメラ 上野店で買いました。 レンズ保護目的の常時装着用フィルターです。 28mm の画角に対応できるよう薄型のワイドフィルターで、しかも撥水性があります。
    
    
• ケンコー 液晶プロテクター 2.5型 2枚入 \690
  
  
  • 2007年3月15日、 ヨドバシカメラ 上野店で買いました。 プロ仕様の薄型ソフトタイプ液晶保護フィルムです。 横幅が少し長かったので、2mm ほどハサミでカットしました。 柔らかいので加工しやすいです。
    
    
• S9100 は xD ピクチャーカードと CF スロットを備えています。 xD ピクチャーカードは高いです。 SD メモリカードで十分なのに、なぜ、この xD ピクチャーカード規格なんて登場させる必要があったのでしょうか？・・・xD ピクチャーカードを採用しているのは富士フィルムとオリンパスくらいで、普及量が少ないので価格が下がらないのです。 2007年3月現在で、xD ピクチャーカード 1GB は５千円もします。 それに比べて SD メモリカード 1GB は千円台で買えます。 そこで賢い私は、 安い SD メモリカードを CF に変換して使うウラ技 を開発しました。 次のものを揃えて SD メモリカードで S9100 を使っています。 当然ですが、何の問題もなく使えています！！！
  
  
  • Panasonic BN-CSDABP3/P \3,348
    
    
    • 2007年3月18日、 amazon で買いました。 SD メモリカードを CF または PC カードに変換するアダプタセットです。 これさえあれば、安い SD メモリカードがジャンジャン使えます。 メモリの使い回しができます。
      
      
    • この類の変換アダプタは数社から発売されていますが、信頼性の面からは SD メモリカードも発売している Panasonic のこの製品が一番良いと思います。 巷の情報でも、このアダプタと各社の SD メモリカード（特にノーブランド製品）とも相性はバッチリのようです。
      
      
    • SD メモリ内容を読み出す時も、アダプタに入れたまま CF として使いましたが、何の問題もなく正常に読めています。 買って正解でした。
      
      
  • ALL-WAYS SD 2GB \1,760
    
    
    • フラッシュメモリも2006年12月以降急激に値下がりして、今やこの値段です。 2007年2月16日、アキバの CompuAce で買いました。 やっと、SD メモリを消耗品としてジャンジャン使う時代になったと実感しています。
      
      
    • メーカーは聞いたことがないところですが、サムスンのチップを使っているので品質は問題ないでしょう。 1年保証です。
      
      
    • 実際に S9100 で使いましたが、シャッターを押してからの書き込み時間で待たされる感じはなく、この80倍速メモリで十分と思いました。
      
      
    • S9100 でこの 2GB メモリを実装すると最高フォーマットの 9M 画素 / Fine で437枚も撮影することができます。 １日に120枚撮影するとして、１週間の旅行には 2GB メモリ２枚あれば足ります。
      
      
• Fujifilm AC-5VN
  
  
  • AC100-240V / DC5V 1.5A の AC アダプタです。 なぜか手元にありました。 たぶん、ハードオフで315円で買ったのだと思います。
    
    
  • S9100 でメーカが指定しているのは Fujifilm AC-5VX (AC100-240V / DC5V 2.0A) ですが、たぶん問題ないでしょう。 と言うのも、S9100 は旧型のコンパクトデジカメよりバッテリが持つので消費電力をかなり抑えているはずだからです。
    
    
  • 実際に問題なく使えています。
    
    
• テクノコア TC-S40
  
  
  • 以前買った超高級 Ni-MH 急速充電器です。 継ぎ足し充電でメモリ効果が発生しないという優れものです。 高価でもこういう充電器があったほうが便利です。
    
    

• S9100 がアメリカなどでどう評価されているか興味があります。 以下のページにレビュー記事がありました。
  
  
  • Fujifilm FinePix S9600 / S9100
  • Fujifilm Finepix S9100 Digital Camera Review