SONY ST-S333ESG

SONY ST-S333ESG をゲット！

2006年3月17日、ヤフオクにて SONY ST-S333ESG の故障品を落札しました。 送料込で3,000円でした。

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到着した状態のまま、状態チェック

1. 出品者のコメント
   
   
   • 局間ノイズは出ますが、放送局を全く受信できません。
     
     
2. 外観
   
   
   • 外観は新品に近くメチャ綺麗です。 サイドウッド付きでとっても高級感あります。
     
     
   • [透明パネル板] [フロントパネル] [ケース] にキズなし、[各コネクタ] にサビなしで状態は良いです。
     
     
   • [AM ループアンテナ] が付属していました。
     
     
3. 電源 ON にて確認
   
   
   • 電源 ON でき、各ボタンやノブはそれなりに反応します。
     
     
   • チューニングノブを回すと受信周波数表示が変わりますが、FM/AM とも全く受信できません。
     
     
   • 出てくる音は局間ノイズだけです。
     
     

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SONY ST-S333ESG に採用されているテクノロジー

1. 低ひずみ化
   
   
   • SST (Super Sound Tracing) 回路を搭載し、トラッキングエラーを補正
     
     
   • WOIS (Wave Optimized IF System) 回路を搭載し、IF 波形を最適化
     
     
   • WODD (Wave Optimized Direct Detector) 回路を搭載し、PLL 検波器の発信波形を最適化
     
     
2. 高 S/N 比
   
   
   • ダイレクトコンパレータ の採用と、コントロール回路をスタティック化することで、雑音の少ない明瞭な音質
     
     
3. 高セパレーション化
   
   
   • WODSD (Wave Optimized Digital Stereo Detector) を実現する MPX IC を搭載
     
     
   • ビートカットフィルタをなくしたことで、セパレーションが向上、優れた周波数特性
     
     
4. デジタル系ノイズを徹底排除
   
   
   • 受信が確定すると、MPU 用クロック発振は停止し、[PURE CIRCUIT] インジケータ点灯
     
     
   • デジタル回路が停止するので、受信された音はアナログ回路だけの干渉のない純粋な音質
     
     
5. オーディオタイマ対応のプログラム機能
   
   
   • オーディオタイマを使って、本機の電源が入るごとに、好きな局順で4回まで自動的に受信
     
     
6. マルチプロセスメモリによるワンタッチ選局
   
   
   • プリセットボタンごとにバンドや周波数のほか、以下の受信条件も記憶
     
     
   • FM では [ANT] [RF MODE] [IF BAND] [MUTING] [FM MODE] 、AM では [IF BAND]
     
     

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カバーを開けてみました

1. なかなか凄まじい凝った作りです 写真をクリックすると拡大写真を表示できます
   
   
   • 基板は紙エポキシの綺麗なもので、SONY らしく合理的に部品配置されています。
     
     
   • シルク印刷に機能が書かれているので、機能ブロックが大体見当つきます。
     
     
   • 使用 IC のロット番号より、1989年製と判明しました。 電源ケーブルの製造マーキングも1989年でした。
     
     
2. 以下の IC を使用して合理化が図られています
   
   

   メーカ	IC	機能
   NEC	uPC1163HA	FM IF Amplifier
   	uPD75108CW	MCU
   SANYO	LA1235	FM IF System
   	LA1245	AM Electronic Tuner
   	LA5667	Multifunction Multiple Voltage Regulatoor
   	LB1494	Level Meter for FLT Display
   SONY	CX7925B	PLL Direct comparator
   	CXA1064	PLL FM MPX Stereo Demodulator SANYO LA3450 と同じ

   
   
3. FM フロントエンド部
   
   
   • 4連バリキャップ方式で、同調回路はトラッキング調整できます。
     
     
   • オール FET の以下の構成で、豪華です。
     
     
   
   
   
4. SST (Super Sound Tracing) 回路
   
   
   • 取扱説明書には [トラッキングエラーを補正します] と簡単に書かれていますが、これを解説します。
     
     
   • 普通、バリキャップ同調回路の VT 電圧は RF/OSC のいずれも同一電圧で制御します。
     
     
     • PLL シンセサイザ方式では原理的に OSC は放送局とピッタリ同調します。
       
       
     • RF は若干トラッキングエラーしていることがあります。 RF は放送局とピッタリとは合ってない可能性があるということ。
       
       
   • SST 回路で以下のように改善します。
     
     
     • [RF 用 VT 電圧] と [OSC 用 VT 電圧] の2つの VT 電圧で駆動します。
       
       
     • PLL シンセサイザ方式では原理的に OSC は放送局とピッタリ同調します。
       
       
     • [OSC 用 VT 電圧] を補正して、放送局とピッタリ同調する [RF 用 VT 電圧] を作成し、RF 同調します。
       
       
       • 具体的には、放送局の受信レベルがピークになるオフセット電圧を加える補正をします。
         
         
     • これにより、フロントエンドで発生する RF 歪を最小限に抑えることができます。
       
       
5. FM IF 部
   
   以下の3つのモードがあって メチャメチャ豪華 です。 [CF201] [CF202] はユニフェーズ CF です。
   
   
   1. IF BAND：WIDE / stereo 時 (赤文字の部分は stereo WOIS 回路)
      
      (FE)→[FET]→[CF201]→[uPC1163HA]→[CF202]→[uPC1163HA]→ [IFT202]→[IFT204] →[LA1235]
      
      
   2. IF BAND：WIDE / mono 時 (赤文字の部分は mono WOIS 回路)
      
      (FE)→[FET]→[CF201]→[uPC1163HA]→[CF202]→[uPC1163HA]→ [IFT201]→[IFT203] →[LA1235]
      
      
   3. IF BAND：NARROW 時
      
      (FE)→[FET]→[CF201]→[uPC1163HA]→[CF202]→[uPC1163HA]→ [CF203]→[FET]→[CF204] →[LA1235]
      
      
6. FM 検波部
   
   
   • PLL 検波で、フィードバック制御できる方式です。
     
     
   • PLL 検波は回路が複雑になりますが、音が良いです。
     
     
7. FM MPX 部
   
   
   • CXA1064 を使った高性能 MPX です。 CXA1064 は SANYO LA3450 と同じです。
     
     
8. AM 部
   
   
   • LA1245 で全てを構成します。
     
     
   • AM フロントエンドの RF トラッキング調整はできますが、OSC トラッキング調整はできない構成です。
     
     
9. プリセットメモリのバックアップ
   
   
   • 基板左下の電気二重層コンデンサ [ELNA 0.1F 5.5V] でバックアップします。
     
     

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リペア

1. 受信周波数表示が変わるが全く放送が受信できない。
   
   
   • チューニングノブを回して周波数を変えても [CX7925B] の VCO 出力電圧 (7pin) が +3V になったままです。
     
     CX7925B ： Serial Input PLL Frequency Synthesizer and Programmable divider
     

     Pin	Name	Description
     1
     2	CL	Clock
     3	E	Enable
     4	D	Data
     5	RI	Reference Frequency Input
     6	RO	Reference Frequency Output
     7	PD	VCO Voltage Out
     8	PCO	Programmable counter output
     9	PDO	Programmable divider output
     10
     11	FIN	Frequency Input
     12	Vcc	Positive Supply Voltage
     13
     14	GND	Ground

     
     
   • PLL 関連を調べていったら、電源回路に行き着きました。 原因は +30V 電圧が出ていないためでした。
     
     
   • 更に調べると、ツェナーダイオード D922 (30V) が故障して導通状態になっていました。
     
     
   • これを手持ちのツェナーダイオードと交換したら、 見事！直りました！！！ ・・・ 初めて音が出ました。
     
     
     
     
2. 半田クラックのチェック
   
   
   • SONY ST-S333ES シリーズは半田クラックが非常に多いです。 念のため、振動を与えてチェックしてみると、やはりありました。
     
     
   • 半田クラックは基板上のアースバーでした ・・・ これを補修半田付けしました。
     
     
3. しばらく使っていたら、新たな不具合を発見
   
   
   • 1週間くらい電源を入れないで放置するとプリセット情報が消えてしまうのです。
     
     
   • 原因は、電気二重層コンデンサ C605 0.1F 5.5V の容量抜けです。
     
     
   • C605 を手持ちの 0.22F 5.5V と交換して直りました。
     
     
     • オリジナルの倍以上の容量があるので、メモリバックアップ時間も2倍以上が期待できます。
       
       
     • オリジナルのメモリ保持期間は1ヶ月だから、2ヶ月は大丈夫かも？？？
       
       
   • ついでに、C907 1000μF 63V 85°のコンデンサに被服剥れがあったので、これも交換しました。
     
     

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調整

写真の FM/AM 標準信号発生器 Panasonic VP-8175A (以下 SSG)、 FM Stereo 信号発生器 MEGURO MSG-2170、 周波数カウンタ ADVANTEST TR5822 を使って調整します。 10年も経つとコイルやトリマはズレます。

　　

1. 調整ポイント
   
   
   • 下の画像は調整ポイントの位置を示しています。 画像をクリックすると大きな画像を表示できます。
     
     
   

   BAND	セクション	種別	調整ポイント	調整内容
   FM	フロントエンド	L	L101 L102 L103	RF トラッキング
   		TC	CT101 CT102 CT103
   		L	L104	OSC トラッキング
   		IFT	IFT101	IF
   	WIDE IF	IFT	IFT201	mono ピーク
   			IFT203	mono WOIS 歪補正
   		VR	RV201
   		IFT	IFT202	stereo ピーク
   			IFT204	stereo WOIS 歪補正
   		VR	RV202
   	NARROW IF	VR	RV203	IF GAIN
   	同調検出	IFT	IFT251	同調点
   	検波	IFT	IFT271 IFT272	PLL 検波
   		TC	CT271
   	MPX	L	L301	パイロットキャンセル
   		VR	RV303
   			RV301	ステレオセパレーション (L)
   			RV302	ステレオセパレーション (R)
   	SIGNAL	VR	RV241	S メータ
   	ST LEVEL		RV251	ステレオ表示レベル
   	MUTING		RV252	ミューティングレベル
   AM	フロントエンド	L	FE401(R)	RF トラッキング
   		TC	FE401(C)
   		L	FE401(O)	OSC トラッキング
   	IF	IFT	IFT401	IF
   	SIGNAL	VR	RV401	S メータ
   	AUTO STOP		RV402	オートストップレベル

   
   
2. テストポイント (TP)
   
   
   • R278(R) はオシロスコープで観測します。
     
     
   • TP201 は PLL 検波調整用のショートピンです。
     
     
   • これ以外は DMM を直流電圧測定モードにして接続します。
     
     

   BAND	TP	接続先	内容	備考
   FM	R256	R256 両端	同調点電圧	0±20mV
   	R278(R)	R278(R)〜GND 間	PLL 検波 IF 波形観測	10.7MHz
   	TP201	TP201 ピン間	PLL 検波調整時に短絡	短絡すると FE〜LA1235 が直結される
   	TP271	TP271 ピン間	PLL 検波 NULL	0±20mV
   AM	TP601	TP601 ピン間	AUTO STOP 検出	ピンの [フロント側：＋] [リア側：−]
   FM/AM	JW20	JW20〜GND 間	VT 電圧	バリキャップ印加電圧
   	JW212	JW212〜GND 間	S メータ	受信レベル

   
   
3. 電圧チェックポイント (VP)
   
   
   • ジャンパで測定します。 電圧の実測値は以下のように正常でした。
     
     

   VP	表示電圧	標準電圧	実測電圧	判定	備考
   JW88	+30V	+30.9V	+31.0V	正常	PLL
   JW89	+15V	+16.3V	+15.1V	正常	AUDIO
   JW145	-17V	-17.5V	-18.1V	正常	FL
   JW213	+13V	+13.6V	+13.1V	正常	DIGITAL
   JW220	+5V	+5.6V	+5.7V	正常	DIGITAL

   
   
4. FM 部の調整
   
   
   • 調整は手順の順番通りにやる必要があり、調整項目が多くて時間がかかります。 頑張ってね！！！
     
     

   手順	SSG出力	ST-S333ESG の設定	調整箇所	TP 及び調整値	備考
   1	-	BAND : FM RF MODE : NORMAL IF BAND : WIDE MUTING : OFF CAL TONE : OFF	-	-
   2	83MHz 90dB 無変調	83MHz 受信	IFT251	R256 両端電圧 = 0±20mV	同調点調整
   3	-	90MHz 受信	L104	JW20〜GND 間電圧 = 21.0±0.2V	OSC トラッキング調整
   4	-	76MHz 受信	-	JW20〜GND 間電圧 = 8.0±1.0V 確認のみ
   5	76MHz 40dB 無変調	76MHz 受信	L101 L102 L103	JW212 電圧 = 最大	RF トラッキング調整
   6	90MHz 40dB 無変調	90MHz 受信	CT101 CT102 CT103
   7	手順5と6を数回繰り返す
   8	83MHz 40dB 無変調	83MHz 受信	IFT101	JW212 電圧 = 最大	IF 調整
   9	-	TP201 両端を短絡	-	-	PLL 検波調整
   10	83MHz 90dB 無変調	83MHz 受信	IFT271	R278(R)〜GND 間波形 = 最大 オシロスコープで観測
   11	83MHz 90dB mono 1kHz		CT271	オーディオ出力 = 高調波歪最小
   12			IFT272	TP271 間電圧 = 0±20mV
   13	手順11と12を数回繰り返す
   14	-	TP201 両端を開放	-	-
   15	83MHz 40dB mono 1kHz	83MHz 受信	IFT201	JW212〜GND 間電圧 = 最大	mono WOIS 歪補正 RV201 を時計回りに 回し切ってから調整開始
   16	83MHz 90dB mono 1kHz		IFT203 RV201	オーディオ出力 = 高調波歪最小
   17	83MHz 90dB stereo 1kHz L+R		IFT101	オーディオ出力 = 高調波歪最小	stereo IF 歪補正
   18	83MHz 40dB stereo 1kHz L+R		IFT202	JW212〜GND 間電圧 = 最大	stereo WOIS 歪補正 RV202 を時計回りに 回し切ってから調整開始
   19	83MHz 90dB stereo 1kHz L+R		IFT204 RV202	オーディオ出力 = 高調波歪最小
   20	83MHz 90dB stereo 1kHz L+R	83MHz 受信	L301 RV303	オーディオ出力 = 19kHz 成分最小	Pilot 信号キャンセラ調整
   21	83MHz 90dB stereo 1kHz R		RV301	L ch. オーディオ出力 = 最小	セパレーション調整
   22	83MHz 90dB stereo 1kHz L		RV302	R ch. オーディオ出力 = 最小
   23	83MHz 20dB stereo 1kHz L+R	83MHz 受信	RV251	STEREO インジケータ = 点灯 ちょうど点灯するよう調整	STEREO 点灯レベル調整
   24	83MHz 25dB mono 1kHz	MUTING : ON 83MHz 受信	RV252	MUTING = ON/OFF 閾	ミューティングレベル調整
   25		IF BAND : NARROW 83MHz 受信	RV203	MUTING = ON/OFF 閾	IF NARROW ゲイン調整
   26	83MHz 70dB mono 1kHz	IF BAND : WIDE 83MHz 受信	RV241	S メータ = フル ちょうどフルになるよう調整	S メータレベル調整

   
   
5. AM 部の調整
   
   
   • 純正ループアンテナで調整が必要。 純正ループアンテナでない場合は、そのアンテナ用に調整されてしまいます。
     
     

   手順	SSG出力	ST-S333ESG の設定	調整箇所	TP 及び調整値	備考
   1	-	BAND : AM IF BAND : WIDE MUTING : OFF CAL TONE : OFF	-	-
   2	-	1602kHz 受信	FE401(O)	JW20 電圧 = 22.0V	VT high
   3	-	531kHz 受信	-	JW20 電圧 = 5.0V	VT low (確認のみ)
   4	603kHz 30dB 無変調	603kHz 受信	FE401(R)	JW212〜GND 間電圧 = 最大	RF トラッキング調整
   5	1404kHz 30dB 無変調	1404kHz 受信	FE401(C)
   6	手順4と5を数回繰り返す
   7	999kHz 30dB 無変調	999kHz 受信	IFT401	JW212〜GND 間電圧 = 最大	IF 調整
   8	999kHz 74dB 無変調		RV401	S メータ = フル ちょうどフルになるよう調整	S メータレベル調整
   9	999kHz 58dB 無変調		RV402	TP601 間電圧 = 2.5V	オートストップレベル調整

   
   
6. 再調整結果
   
   
   • ステレオセパレーションは以下のような素晴らしい値が出ました。
     
     

   項目	IF BAND	L	R	単位
   ステレオセパレーション	WIDE	68	70	dB
   ステレオセパレーション	NARROW	52	51	dB
   パイロット信号キャリアリーク	WIDE	-76	-74	dB
   オーディオ出力レベル偏差 (MONO)		0	+0.09	dB

   
   

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使ってみました

1. デザイン
   
   
   • 高級機らしい SONY デザインです。
     
     
   • パネル表示の文字が大きくて見易いです。
     
     
   • 普段使わない詳細設定ボタンはカバー付きパネルに配置されています。
     
     
   • FL 表示を完全に消灯させることができます。
     
     
     • チューニング後は表示を完全に消すと、FL 表示器の劣化の心配がなく安心です。
       
       
   • リモコン操作ができます。
     
     
   • FM アンテナ端子は F 端子で、妨害雑音の混入を防いでいます。
     
     
     • FM アンテナ入力が2系統あってパネル操作で切換えできます。
       
       
   • RCA 端子は金メッキされており高級感あります。
     
     
2. プリセットメモリ
   
   
   • プリセットメモリは30局分もあり十分です。
     
     
   • [FM/AM] [周波数] だけでなく、動作モードの [ANT A/B] [WIDE/NARROW] [STEREO/MONO] [MUTING] も記憶してくれます。
     
     
3. 感度
   
   
   • FM 感度は素晴らしく良く、S/N も抜群に良いです。
     
     
   • AM の感度が良好で、S/N もかなり良いです。
     
     
4. 音質
   
   
   • FM 放送らしい柔らかめの音質です。 細かい音がよく聴けます。
     
     
   • AM もかなり良い音です。 IF を WIDE/NARROW に切換できます。
     
     
   • 爽やかさの中に解像度がある音 で、安物チューナと全く異次元の音です。 とっても良いチューナです。
     
     

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レベルメータ

• FM アンテナ入力レベルとレベルメータの振れの相関関係を測定してみました。 1〜10 とあるのはレベル表示、×が消灯、○は点灯です。
  
  
• 83MHz 受信状態でチェックしました。
  
  
• これを見ると、S/N 良く受信するためにはレベル7以上の必要があります。
  
  

  アンテナ入力 (dB)	1	2	3	4	5	6	7	8	9	10
  〜13	×	×	×	×	×	×	×	×	×	×
  14〜29	○	×	×	×	×	×	×	×	×	×
  30〜35	○	○	×	×	×	×	×	×	×	×
  36〜44	○	○	○	×	×	×	×	×	×	×
  45〜52	○	○	○	○	×	×	×	×	×	×
  53〜60	○	○	○	○	○	×	×	×	×	×
  61〜64	○	○	○	○	○	○	×	×	×	×
  65〜66	○	○	○	○	○	○	○	×	×	×
  67〜68	○	○	○	○	○	○	○	○	×	×
  69〜69	○	○	○	○	○	○	○	○	○	×
  70〜	○	○	○	○	○	○	○	○	○	○

  
  

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仕様など

1. ドキュメント
   
   
   • ST-S333ESG 取扱説明書
     
     
   • ST-S333ESG Service Manual ・・・ 海外版 ST-S333ESG では SST 回路が省略されている
     
     
     • ST-S333ESA サービスマニュアル の回路図のほうが日本版 ST-S333ESG に近い。
       
       
   • ST-S770ES Service Manual ・・・ こちらも SST 回路が省略されている
     
     
2. リモコン
   
   
   • みんなのリモコン・データベース にリモコンコードあり
     
     
3. 仕様
   
   
   
   

   発売時期	1989年10月
   定価	49,800円（税抜）

   
   

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